害虫について
暮らしを脅かす害虫
ひと言で「害虫」といっても、
健康被害をもたらす害虫から建物に悪影響を及ぼす害虫まで、その種類はさまざま。
各害虫の生態や発生原因を知った上で、根本的な解決方法を見つけることが重要です。
シロアリ
「建物を食い荒らす害虫」として有名なシロアリ。木材を好んで食べますが、鉄骨やコンクリートにも被害をもたらすことがあります。住居で羽のついたアリを発見したら、駆除の依頼をするとともに、定期的な予防策を講じることが重要です。
発生しやすい場所
洗面所やキッチンといった水周り近くの床下・柱・湿気が多い部屋の畳など
発生しやすい時季
1年中(行動が活発化するのは4月中旬~6月)
ハチ
住宅の軒下や屋根裏に巣を作るハチの中には攻撃性や毒性が強い種類もいるため、安易に自力で駆除するのは危険です。活動が活発化するのは7月頃から。スズメバチの攻撃性は、夏の終わり頃に高まり、刺傷被害も多くなります。
発生しやすい場所
住宅の庭・ベランダ・屋根裏、街路樹・植え込みや建物のすき間
発生しやすい時季
春から秋
ゴキブリ
不快害虫の代表格であるゴキブリ。日本国内に50種以上いる内、約4種が私たちの身の回りに生息しています。細菌や汚物などが付着したゴキブリが徘徊すると、食中毒など感染やアレルギーの原因になったりと健康被害をもたらすことがあります。
主なゴキブリの種類
チャバネゴキブリ
飲食店など、熱源があるところで発生する。夜行性で飛翔能力はなく、寒さには弱い。
稀に共同住宅で発生することも。
ヤマトゴキブリ・クロゴキブリ
一般住宅や工場などで発生しやすい。いずれも夜行性で、寒さに比較的強いタイプ。
飛翔能力があり、繁殖力が非常に高い。
発生しやすい場所
暗くて暖かく、狭い場所(天井裏や床下、排水溝など)
発生しやすい時季
1年中(繁殖が活発になるのは5月~9月頃)